道化歴5年の僕が暗く静かな笑いに必要な事を考察してみた

暗くて静かな笑い、シュールな笑いで必要な事

1 空気感を読む

2 言葉を言う間合いを読む

3 1,2を踏まえて最適なワードをひねり出す

4 真剣さは忘れずに

 

前提として

笑いは全体を通して、繊細さから生まれるものだと僕は思う。

とくに暗いシュールなお笑いは空気感、間、ワードのインパクト、話す強さ
とかの要素が一つでも崩れると笑わせることができない。

それゆえ、その繊細さが美しいと感じて自分なりに研究した。

大前提だが、感覚で分からないと笑いを取れない。

しかし、理論がないと感覚がずれた時に修正がしにくくなる。

というわけで、本題に迫っていこう。

 

1 空気感を読む

先ずは、空気感を読む。そして相手との関係性を読む。

とにかく、TPO(時、場所、場合)に合わせてふるまわなければならない。

これは笑わせるときに一番気を付けないといけない。

例えば、空気感の話だと、
明るい雰囲気の時に暗い話題が出たら雰囲気を壊すし、
暗い雰囲気の時に場にそぐわない発言をしたらそれも良くない。

そして、相手との関係性や相手の気質を読むという話だと、
仲の良い友人に通じたいじりが仲良くもない老害
同じいじりをしたところでお互いが幸せにならない。
同じくらい仲の良い友人でも繊細な人にはいじるにしても
相手に不愉快にならないようないじりをしなければならない。

とにかく、この手の笑いは繊細だから空気感をとにかく読まないといけない。

 

2 言葉を言う間合いを読む

空気感を見極めたら今度は間合いを読まなければならない。

同じ言葉を言うにしたって、
言葉の強さ、イントネーション、間合いなど
どれかが一つ変わるだけで印象はガラリと変わるものだ。

例えば、言葉の強さだと、
「お前!この野郎!!!」って言うのと
「おまえこのやろう♪」って言うのとでは印象が全然違う。

イントネーションだと、敢えてイントネーションを外すだけで
緩和が生まれて笑いに繋がることもある。

間合いでいうと、
会話のボケとかツッコミだと基本的には早いほうが良い事が多いし、
逆に会話のオチはオチが強いものほど間を開けるのがいい事が多い。

とにかく、前提としてのところに書いてあるようにこの手の笑いは特に繊細だ。

だからこそ、細部までこだわりたい。

 

3 1と2を踏まえて最適なワードをひねり出す

上にも書いてある通り、空気感や間合い管理はできていることが前提となる。

言葉選びで重要になってくることを
箇条書きにして下にまとめてみたので見てほしい。

言葉選びで重要になってくること

  • 単語単体の威力
  • 単語と単語の相性
  • 表現の発想の豊かさ
  • 分かりやすさ

これを踏まえたうえで例を挙げてみよう。

例えば、「大仏に縮毛矯正してみた」とか「耳から金塊が出てきた」とか
「ヤングコーンで剣道する」とかの表現があるとする。

  •  単語単体の威力の観点だと、
    「大仏」だとか「金塊」だとかの単体で
    規模の大きな単語など威力の高いワードを入れると
    単純にワードのパワーが出るのでおすすめだ。
  •  単語と単語の相性の観点だと、
    「大仏と縮毛矯正」、「耳と金塊」、「ヤングコーンと剣道」とかの
    一見思いつかないような表現とかを使うと
    単語同士のパワーが高くなるのでおすすめだ。
  •  表現の発想の豊かさの観点だと、
    例えば、布団という単語があるとする。
    すると、「布団で寝る」や「布団を畳む」というのが一般的だ。
    表現が一般的すぎると面白さは伝わらない。
    だから、発想力が求められる。
  •  分かりやすさの観点だと、
    「大仏」も「縮毛矯正」も「耳」も「金塊」も割とメジャーな単語だ。
    マイナーすぎる単語を使うと伝わる人が少なくなるので注意。

4 真剣さを忘れずに

上記の1、2、3の事が出来ていてもやはり真剣さがないことには面白くならない。

例えば、一発ギャグとかでも真剣にやらない奴は面白くないのは世間の総意だ。

とにかく、表現することに真剣になることで何かが見えてくるはずです。

「気合いだ!気合いだ!気合いだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」の
メンタリティーは本当に重要だ。

 

最後に

確かに表現技法も大事だが一番大事なのはやはり真剣さだと思う。

僕は真剣さに勝る表現力なしだと本気で思っている。

なぜなら、真剣さがないとどんなに面白いことを言ったとしても、行動をしたとしても、真剣な奴が同じことをやったら明らかに面白さでは負ける。

逆に、面白くないことを言っていて、面白くない行動をしていてもそいつが真剣ならその熱意を感じて誰かが笑い飛ばしてくれることも多々ある。

少なくとも自分はそう思う。

だから、だから人を笑わせようとするなら恥ずかしがらずに真剣に笑わせよう。

 

気合いだ!気合いだ!気合いだ!

 

以上です。最後まで目を通して下さり有難う御座いました。

 

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