中学三年間、下ネタ禁止縛りした話1(前提と理由編)

ここでは中学三年間下ネタを禁止した理由とその効果とまとめについて話していこうと思う。

今回は下ネタ禁止シリーズの1作目となる理由編だ。

その前に自分がした下ネタ禁止縛りの内容としては、

・下ネタを使う事禁止

・好きな人作る事禁止

・性欲を出すこと自体禁止

・当然、恋愛禁止

という思春期の人間にはかなりの鬼畜な縛りをしていた。
自分でも下手な修行僧より修行していたと思っている。

正直、この時の自分の縛りを守るという熱量は病的だった。
当時の僕は狂人だった。いかれていたのだ。

次に理由について触れていこうと思う。

なぜ中学三年間、下ネタ禁止縛りしていたかというといくつかの理由がある。

それを箇条書きにした。

・本当の面白さが身につかないと感じたから

・下ネタを乱用する人間が多すぎたから

・下ネタは使えない時が多いから

詳しい理由

先ず、第一に学校内で下ネタを言うことでしか笑ってもらえない人間が割と多くいて、教師とかには全く受けてないのをかなり見てきた。

教師は学校内では年齢は高いし、生徒を平等に見なければならない。

だから、教師に笑ってもらえる笑いが本当に面白いことだと思う。

その教師に下ネタが全く通用しないのを見て、
下ネタオンリーだと他人から見て面白くない事がかなり多いと感じた。

そもそも、下ネタは面白くない奴でもスクールカーストの権力を振りかざして、
ノリという名の同調圧力を最大限に活かすことさえできれば周りが笑うしかないから面白くなっていると勘違いする人間が多い。

それに下ネタは言葉単体が強くて元々笑いが取りやすいというのもある。
ただ言ってはいけない場面が多く使用用途が限られる。

例えば、学校の品のない人間が男性器の名前を女子に言うだけで皆が笑う。
そして、まともな感性の人間がノリという同調圧力に少しでも逆らうとその人間を腫れもの扱いする。
それを品のない人間に群がる人間たちが正義感を振りかざすことでまともな感性のやつが更に意見を言うことが出来なくなる。
そうなるとこのような風潮をだれも止められない。

僕はこの風潮が学校全体の面白さのレベルを下げているのではないかと危惧しているし、こんなレベルで笑いが成立するのがまかり通ってはならないと本気で思っている。

下ネタは乱用するとまともな人間が不愉快に感じる事が多いし、
類は友を呼ぶ理論で面白くない人間がくっついてくる。

それゆえ、僕はウケを取りやすい下ネタを意図的に禁止することで、
内容がしっかり伴っていないと笑わせる事が出来ないという環境を築き上げた。

それによって、言葉を放つ間合いや放つ強さや言葉の分かりやすさや言葉単体の強さ等の面白さに必要ないろいろなことを意識したりしないといけない。
即ち、面白さがより繊細なものになるということだ。

これをやりきる事で、下ネタが使えない時でも笑いが取れるようになってくるし、
面白さの本質に少しずつ近づけるような感覚がついてくるから総合的に面白くなるのではないかと道化の少年は考えたのだった。

 

要は、その頃の僕は下ネタ等の強烈なネタに逃げて、普遍的な面白さの本質に近づく事を避ける事をしたくなかったのだ。

もっと言うと、僕は道化になるために面白さの本質に近づきたかった。正々堂々と内容で勝負したかったのだ。

 

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